ROTTWEILER INFORMATION
■ ロットワイラーとの生活について考えよう


ロットワイラーを家族として迎える前に、あなたの生活スタイルや性格などが、本当にロットワイラーとの生活に向いているかどうか、いま一度考えてみませんか?

仔犬の頃のロットワイラーはぬいぐるみのようにかわいいもの。でも、そのかわいい仔犬をいますぐ迎えに行きたい衝動をぐっと抑えて、ロットワイラーとの生活について、少し足を止めて考えていただきいのです。

1.ロットワイラーってどのくらい大きくなるの?
2.ロットワイラーにはどのくらい運動が必要なの?
3.信頼関係とリーダーシップの大切さ
4.ロットワイラーは「評判の悪い犬」?
5.老後の面倒は誰がみるの?
6.「完璧」や「正解」なんてない



◆ ロットワイラーってどのくらい大きくなるの?

スタンダードのページをご覧いただければわかるように、ロットワイラーの成犬はオスで体重50キロ程度、メスでも40キロ程度にまで成長します。(なかには、60キロを超える個体もあります)
仔犬の成長は驚くほど早く、「一晩寝て起きたら一回り大きくなっている」と言ってもいい程で、あっという間に大きな身体に赤ちゃんの心が詰まった暴れん坊に成長するでしょう。
さて、あなたには、本能のままにはしゃいだり、走ったり、興奮して飛びついたりする暴れん坊との生活を心の底から楽しむだけの精神的・体力的・時間的な余裕があるでしょうか?また、ご家族のみなさんはいかがですか?ロットワイラーを新たな家族の一員として迎えることに、ご家族全員が賛成していますか?小さなお子さんやご高齢のご両親などがいるご家庭は、特にじっくりと考えてみる必要があるかもしれません。
「家族のなかで、お父さんの言うことしか聞かない」そんな状況は、ご家族にとっても、犬にとっても決して幸せとはいえません。

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◆ ロットワイラーにはどのくらい運動が必要なの?

ロットワイラーは、一般に「ワーキンググループ(作業犬)」というカテゴリーに分類され、そのイメージは「気は優しくて力持ち」「タフで筋肉質」といったところでしょうか。個体によって差がありますから一概に言うことはできませんが、牧羊犬や視覚ハウンドなどに代表される「スポーツ選手」のイメージではないため、たとえば「一日に何キロも全力で走らせなければいけない」というような犬ではないといえるでしょう。(注:むしろ、成長期には足腰に負担をかけないための体重管理や運動管理が大切です)
ただ、若いロットワイラーの肉体には、ものすごい量のエネルギーが秘められているのも事実です。そのエネルギーを正しく発散できる機会を与えなければ、犬は多大なストレスを溜め込み、やがて破壊行動や攻撃性などの、いわゆる「問題行動」へと発展します。
適度な運動や知的なゲーム等の中でロットワイラーの持つエネルギーを充分に発散することのできる環境、生活スタイル、また、精神的・体力的な余裕について、イメージしてみてください。うまくイメージすることができなかったのなら、もしかすると、ロットワイラーという犬種はあなたにとって最善の選択支ではないのかもしれません。

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◆ 信頼関係とリーダーシップの大切さ

犬との生活が楽しく充実したものになるかどうかにおいて、もっとも大切なのは「信頼関係」と「リーダーシップ」ではないでしょうか。
ロットワイラーは、恵まれた身体能力と強靭な顎、高い防衛本能を持つがゆえに、それがもしも誤った方向に発揮されれば「殺傷能力を持つ凶器」にもなり得ます。そうならない為には、ロットワイラーには、正しく導いてくれる頼りがいのあるリーダーが必要です。
ただし、むやみに権力を誇示したり、威圧的になれと勧めているのではありません。力関係だけはない、本物の信頼関係を築いてほしいのです。全身全霊でロットワイラーと向き合ってほしいのです。それができれば、ロットワイラーはあなたにとってすばらしいパートナーになるでしょう。
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◆ ロットワイラーは「評判の悪い犬」?

欧米では常に人気上位のロットワイラーですが、同時に「危険な犬」として悪評が高いことも事実です。それはなぜなのでしょうか?
残念な事に、意図的に気質の荒いロットワイラーを掛け合わせるような繁殖を行い、生まれながらに攻撃性の高い犬が産み出される事も少なくないといわれています。また、一部にはボディガードや闘犬として、あえて社会性がなく攻撃的になるような育て方をする人々もいるようです。
日本でも、ときにロットワイラーが「闘犬」「危険な犬」扱いされる理由は、そんな海外の事情があるからでしょう。
こういった背景から、よく知らずに譲り受けた犬が実は家庭犬としてそぐわない血統を受け継いでいたため、愛情や訓練ではどうにもできないという状況も、残念ながらありえなくはないのです。
しかし、正しい知識と経験に基づいて繁殖された犬が、生まれながらにして「危険な犬」でありえるはずがありません。そして、充分な運動、訓練、愛情を与えられて育てられた犬が理由もなく「危険な犬」に育つこともないのです。
「危険な犬」が存在してしまう状況は、すべて私たち人間の過ちによるもの。私たちには、その事実を受け止め、ロットワイラーに対する世間の偏見と逆風に立ち向かい、ロットワイラーの本当の魅力を引き出していく責任があります。そして、無責任で無計画な繁殖に対しては、断固として「NO!」という態度を示さなければなりません。
犬との生活は、マニュアル本の通りになどいきません。常に一進一退、思い通りにならないことも多々あります。それが誤解や偏見を受けやすい犬種であればなおさら、悩んだり立ち止まったりすることだってあるでしょう。それでも絶対にあきらめず、投げ出さず、辛抱強く犬と向き合う覚悟と、そのプロセス自体を楽しむ余裕をお持ちでしょうか。

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◆ 老後の面倒は誰がみるの?

大型犬の寿命は短いといわれており、ロットワイラーも平均すると10歳くらいで旅立つことが多いようです。その短い一生を余すところなく楽しみ、そして最後まで責任をもって天命を全うさせてあげてほしいものです。
フード事情や獣医療は日々進化しており、そのために犬の寿命も延びている一方、老化により体の機能は衰え、人間で言う痴呆の様な症状となる犬も増えているといいます。そうなったときに、体重50キロにもなるロットワイラーを介護するのは誰でしょうか?10年後の自分の状態、家庭の状態、仕事の状態、いろいろとシミュレーションしてみてください。最期の瞬間まで、責任を持って愛することができますか・・・?
深刻になりすぎる必要はありませんが、いずれは介護が必要になる日がくるかもしれないことを、覚悟しておく必要もあるでしょう。老化・死は人間同様にどの犬にも必ず訪れるものなのです。

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◆ 「完璧」や「正解」なんてない

厳しい現実ばかりを突きつけているように聞こえるかもしれません。でも、決して必要以上に深刻になったりネガティブに考えたりしてほしいわけではないのです。ただ、犬を迎え入れる前にほんの一瞬だけ、これからはじまるロットワイラーとの生活について、気持ちの持ち方を確認していただきたかったのです。
実際のところ、暮らし始めてしまえばなんとかなるもので、はじめて飼った犬がロットワイラーだという家庭もあれば、都会の住宅密集地で暮らすロットワイラー、単身者と生活するロットワイラーだっています。小柄な女性が自分よりも体重の重たいロットワイラーをコントロールしていたり、小さな子どもの言うことをちゃんと聞くロットワイラー、生まれたばかりの赤ちゃんがいる家庭、多頭飼いの家庭、共働きで留守がちな家庭・・・生活スタイルは本当にさまざまです。「完璧」や「正解」なんて、どこにもないのかもしれません。大切なのは、それぞれの環境のなかで最善を尽くし、楽しむこと。それが、犬との暮らしを豊かなものにする何よりの秘訣ではないでしょうか。私たち人間が、犬との暮らしを心の底から楽しんでいるときにこそ、犬もまた、心の底から充足するのです。


これから始まるあなたとロットワイラーとの生活が、たくさんの喜びと、笑いと、感謝に満ち溢れた幸せなものになりますように・・・!!!

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